まつりな(FP3級)
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こんにちはFP取得者のまつりなです。
日常生活に必要な「お金の知識」を気軽に学ぶことができるFP3級。
汎用性が高く、難易度も易しいため、仕事をしながら短期間で合格することができる、おすすめの資格です。
実際私も勉強して普段の支出や貯蓄を見直したり、将来に向けてのライフプランを立てるきっかけにもなりました。
FP3級は独学でも合格できるの?
結論、FP3級は独学でも十分合格することが可能です。
合格者の多くは金融知識の全くない主婦や学生等も多く、その大半が独学で合格しているということも言われています。
今回はFP3級を2週間で習得した効率的な勉強法をわかりやすく紹介致します。
FP3級の勉強時間
FP3級に合格するのに必要な勉強時間は一般的に30時間〜100時間と言われています。
1日3時間勉強時間を確保できるのなら最短約2週間以内、しっかり100時間勉強時間を掛けても毎日1日2時間で1ヶ月半で合格できるレベルに達することができます。
私は仕事をしながら平日平均2時間ほど勉強するようにし、休日はまとめて4〜5時間ほどで、合計すると40時間ほど勉強時間に充てたことになります。
FP3級の合格率と難易度
直近5回の合格率は以下の通りです。
日本FP協会の合格率(2019~2020)
試験日 | 学科試験 | 実技試験 |
2020年5月 | 中止 | 中止 |
2020年1月 | 85.34% | 79.45% |
2019年9月 | 78.09% | 79.48% |
2019年5月 | 69.07% | 86.42% |
2019年1月 | 74.09% | 83.38% |
金財の合格率(2019~2020)
試験日 | 学科試験 | 実技(個人) | 実技(保険) |
2020年5月 | 中止 | 中止 | 中止 |
2020年1月 | 65.43% | 50.22% | 48.19% |
2019年9月 | 62.77% | 45.44% | 43.31% |
2019年5月 | 42.76% | 54.35% | 44.85% |
2019年1月 | 51.91% | 56.21% | 39.32% |
参考:https://studying.jp/fp/about-more/more-difficulty.html
FP3級の合格率は日本FPが学科が70~80%、実技は80~90%程度、金財が学科が50~70%、実技(個人)は60~80%、実技(保険)は40~60%ほどです。
いずれにせよ正答率は6割以上で合格なので難易度はさほど高くないことが分かります。
きちんと勉強と対策を行っていれば、FP3級は十分独学でも合格が可能な資格です。
わずか2週間で独学で合格!効率的な勉強法10つ
FPの出題範囲は以下の6科目です。
FPの出題範囲
1.ライフプランニングと資金計画
2.金融資産運用
3.リスク管理
4.タックスプランニング
5.不動産
6.相続・事業継承
この科目名だけ見ると難しそう・・・という印象を抱く方もいるかもしれません。
しかしどの科目も求められるのは入門的知識で、日常生活に役立つことばかりです。
実際私は知識0からFB3級を独学で2週間程度で合格しました。
その時実際におこなっていた、効率よく勉強するためのポイントを10つご紹介します。
【独学勉強方法1】参考書を絞る
実際、どの参考書も書かれている内容は大体同様です。
つまり色んな参考書を買っても得られる知識は同じなので、1冊に絞り、選んだ参考書を完璧にすることをおすすめします。
【独学勉強方法2】参考書の効率的な学習方法
「3度読み」の方法
【1回目】内容に目を通し、把握
【2回目】分からない用語をチェックしながら読む
【3回目】分からない用語を調べながら精読
この方法で同じ参考書を3回読むとFP3級の出題範囲の概要は理解できるでしょう。
ココに注意
ここで注意点は1回目、2回目を読むときに時間をかけないことです。
3回目まではあくまで全体把握や分からない用語の洗い出しを目的としているため、分からない用語があってもその場で調べたりせず、サクサクと読み進めましょう。
もし1回目、2回目に時間をかけてしまうと参考書で出題範囲全体を終えるのにかなりの時間がかかり、挫折の原因となります。
【独学勉強方法3】過去問をマスターするのが一番の近道
実はFP3級の半分以上は過去問と非常に似ている類似問題が毎年出題されています。
つまり、過去問をマスターすればかなり合格に近づけるということです。
過去問を解くポイント
過去問を3年ほど解いたら自分の苦手分野や出題傾向が分かってくるので、間違えたとことや分からないところは参考書を見て理解し、しっかりと復習します。
これを繰り返し、過去問を確実に理解し、解けるようにすることで本番で出題される類似問題にも対応することができるでしょう。
【独学勉強方法4】FP試験の過去問を無料でダウンロード
参考書を読んだら過去問をHPからダウンロードし、印刷してたくさん解きましょう。
FP協会、金財ホームページには過去3年分の過去問と解答のみダウンロード可能ですが、ウェブで検索すると過去3年以前の問題や詳しい解説をしているサイトあります。
過去3年分で物足りない!という方は参考にすると良いでしょう。
また、過去問を終えて余裕があったら問題集を購入し、予想問題を解くことも大変おすすめです。
【独学勉強方法5】間違えたところを集中的に覚えることでさらに効率的に学習
間違えた問題はチェックし、参考書で相当箇所を復習し、しっかりと理解しましょう。
数日後に間違えた問題のみを解いて復習を重ねるとさらに記憶に定着します。
手順
間違えた問題をチェック→参考書を見直してしっかり理解する→時間を置いて再度解く
これを繰り返し、過去3年分の過去問は確実に解けるようにするとかなり合格可能性が高まります。
時間があれば間違えた問題だけをまとめたノートを作成すると隙間時間に解き直したり、見直せるため隙間時間をより勉強時間に使える助けになります。
【独学勉強方法6】隙間時間の活用法
隙間時間に毎日勉強した範囲の復習をするだけでもたくさんの勉強時間を確保することができます。
まとまった時間が取れる時は机に向かい、参考書を読んだり過去問を解く時間に充てれば良いのですが、仕事をしながらなかなかまとまった時間も多くは取れない方もいらしゃるでしょう。
通勤・通学時間はもちろん、帰宅してから息を抜く前の時間、お風呂上がりのちょっとした時間など日常生活の節目にそれぞれ10分ほど確保することを毎日やるだけでと1週間に換算するとたくさんの勉強時間を確保することができます。
隙間時間の10分間では机に向かえる時間に解いた過去問で間違えた問題に印をつけておいて、隙間時間に印がついた問題を”5問だけ”もう一度解くなどのやることを事前に決めておくと良いでしょう。
【独学勉強方法7】見えるところに紙を貼る
勉強を進めていくと何度か復習してもなかなか覚えられない箇所などがいくつか出てきます。
そんな覚えられない箇所は紙にまとめて家の見えるところに貼ると良いでしょう。
トイレや玄関、キッチンや寝室など1日のうちで必ず目に留まる場所に貼るとより接触回数が増え、繰り返し覚えることができるのでより早く記憶に定着させることができます。
【独学勉強方法8】アプリで通勤通学時間に学習
通勤・通学時間を勉強の時間に充てればたくさんの時間が勉強時間に充てることができます。
しかし私の場合通勤時間に勉強しよう!と意気込んでいても、行きは朝から眠い目をこすって参考書を開く気にはなれないし、帰りは仕事の疲れでボーッとしていたら家についてしまっており、なかなかできていませんでした。
参考書を出してカバンから出すことは通勤時にはなかなかの労力でしたが、アプリなら手に持っているスマホで「えいっ!」とアプリを起動するだけ。
アプリ勉強のポイント
私は1週間だけ”毎日通勤時間は必ずアプリを開く”ということを決めてやっていました。
通勤時に参考書を開いて勉強するよりずっとストレスなく続けられたと思っています。
【独学勉強方法9】動作を適度に変える
独学は自分で勉強時間を確保し、なおかつ自分で集中力保ち続けなければならないため、普段勉強する習慣がない方は勉強方法を工夫するとよいかもしれません。
特に本を読む習慣がないと、参考書を何時間も”読み続ける”ことでいつの間にか目で字を追っているだけになってしまうこともあり、頭の中に入ってこない時もあるかもしれません。
それではせっかく忙しい中確保した勉強時間がもったいないです。
参考書を「読む」時間、そして問題を解いて「書く」時間を交互に入れ、勉強する動作を適当な時間で変えることで自分で集中力をコントロールする助けになります。
動作を変えるポイント
勉強する前に◯時〜◯時までは「読む時間」、◯時〜◯時までは「書く時間」、◯時〜◯時までは「アプリの時間」とタイムスケジュールを組み自分で制限時間を設けることでより集中力が高まります。
【独学勉強方法10】友人や家族に受検を宣言する
独学の大きなデメリットの一つとして「モチベーションの維持」が挙げられます。
身近な家族、友人に受検することを報告すると応援してくれて励みになるだけではなく、自分に適度なプレッシャーを与えることでき、モチベーションにつながるでしょう。
身近な友人を誘って一緒に受検することができると勉強の進捗を報告し合ったりできるため、お互いが切磋琢磨でき、より挫折しにくい環境を作ることができるかもしれません。
手堅く合格に近づくには通信講座を受講するのが効率的
分からないところが出てきたり、参考書の説明ではイメージしにくいこともあったりと、やはり全て自分で勉強することにも限界があります。
自分で勉強時間を毎日確保することが苦手だったりする方は完全独学は厳しいかもしれません。
独学より高いだけあって、市販の参考書より解説が分かりやすく、講師に質問できる通信講座もあり、効率よく勉強できます。
様々な通信講座がありますが、おすすめするのは3つです。
【1】オンスク
【オンスク】を選ぶポイント
オンスクの講座はテーマに分け1動画が10分と短いため、時間がない方は通勤・通学時間に勉強するのに最適です。
問題演習では間違えた問題のみ学習できたりとスキマ時間にインプット、効率良いアウトプットができます。
講義の音声や講義で使用されたスライドはダウンロード可能なので隙間時間に気軽に復習できるのも魅力です。
独学ではなかなか管理しにくい毎日の学習時間や学習がどれくらい進んでいるのかを管理する学習進捗管理が可能点も強みです。
受講料 | 月額 980円 3ヵ月パック 3,980円 ※初期費用・入会金なし。 |
内容の充実度 | 全51回・トータル約12時間 過去の出題傾向を徹底分析し、 重要ポイントを絞った学習が可能。 講義の音声・スライドもダウンロード可能。 |
オンライン可否 | 可 |
サポート体制 | オンラインで簡単に進捗確認が可能 |
合格率 | 約9割*オンスク調べ |
オススメ度 | ★★★☆☆ |
\オンラインサポート付で安心!/
合格率は約9割と高く信頼できる!
【2】スタディング
短期間で合格した人の勉強法を徹底的に分析し、開発されたオンライン学習。
スマートフォンを使ってどこでも学習できる仕組みが充実していたり、忙しい人のための「短期間での合格」に特化していることが特徴です。
【スタンディング】を選ぶポイント
FP3級合格への近道はとにかく問題演習を繰り返し行い、苦手をなくすことです。
スタディングは早く基本的なことをインプットし、練習問題を「早くから」「繰り返し」勉強することを大切にしており、忙しくても繰り返し問題解くことができるように、スマートフォンからいつでも簡単に問題演習できるところが魅力です。
無料体験特典もかなり充実しているので無料体験だけでも受講してみると良いでしょう。
受講料 | 3,680円 |
内容の充実度 | テキスト無しでも理解できるような情報番組のような高品質のビデオ講義。 学習はスマホのみで完結。 「試験によく出る」「書籍では分かりにくい」ところを重点的に講義。 |
オンライン可否 | 可 |
サポート体制 | マイノート、マイレポートなど学習システムが充実 |
合格率 | 非公開 |
オススメ度 | ★★★★☆ |
【3】大栄教育システム 通信講座「ネバギバ」
資格スクール大手「大栄教育システム」の資格講座が自宅で受けられる通信講座「ネバギバ」。
「通信なのに通学クオリティ」の手厚いサポートが受けられることが特徴です。
自分に合った学習進捗・学習方法を立てるLOCS、モチベーションや勉強を進める上での不安を解消してくれる個別でつくキャリアナビゲータ、資格対策を熟知している講座マイスターにいつでも質問・相談可能とサポートがかなり充実していて挫折しにくい環境を作ることができます。
【ネバギバ】を選ぶポイント
独学のデメリットで良く挙げられる「自分に合った勉強の仕方が分からない」、「モチベーション維持が難しく挫折しやすい」、「分からないところを質問できない」を全て網羅しているのがこのネバギバです。
受講料 | 29,260円 |
内容の充実度 | 本科:120分〜150分×8回+問題演習:120分〜150分 |
オンライン可否 | 可 |
サポート体制 | ・学習進捗・学習方法をアドバイスするLOCS ・キャリアアドバイザーによるモチベーション管理 ・資格対策を熟知している講座マイスターにいつでも質問・相談可能 |
合格率 | 非公開 |
オススメ度 | ★★★★☆ |
言うまでもなく、通信講座には合格するために必要な知識は全て盛り込んでいるので、これらを利用することでスクールより安く、独学より確実に合格に近づけます。
ファイナンシャルプランナーの試験概要
次にFP3級試験時間や申込方法について見ていきましょう。
受験資格 | 特になし |
試験日程 | 1月、5月、9月の年3回 |
試験時間 | 学科試験:10:00~12:00の120分 実技試験:13:30~14:30の60分 |
合格正答率 | 学科:36点以上(60点満点) 実技:60点以上(100点満点) |
申込方法 | ・日本FP協会、きんざいHPにてインターネットでの申込み ・受検申請書での申込 |
費用 | 学科:3,000円 実技:3,000円 |
主催団体 | ・金融財政事情研究会(きんざい) ・日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会) |
受験資格は特になく、どなたでも受検できる試験です。
学科試験と実技試験がありますが、実技試験は「実技」という言葉に構えがちですが、より実務に近い問題が出題されるだけで基本を勉強していれば十分に解ける問題です。
合格ラインは学科・実技共に60%以上です。
主催団体は「日本FP協会」と「きんざい」の2種類あります。
日本FP、きんざい共に試験時間や合格正答率も同じですが、実技試験の内容が異なります。
実技試験の内容
「きんざい」の実技試験問題:個人資産相談業務または保険顧客資産相談業務
「日本FP協会」の実技試験問題:資産設計提案業務
どちらで合格しても一国家資格であるという価値は同じなので、出題内容を見て決めても良いかもしれません。
必須の持ち物
試験では必ず持参するものがいくつかあります。
受験票
こちらは受験前に申込した住所にはがきで送付されます。
本人確認書類に写真がない場合には、証明写真の貼り付けが必須です。
本人確認書類
受験票と同じ名前の、以下10点のうちいずれかの本人確認書類が必要です。
いずれかの本人確認書類
1.運転免許証
2.パスポート
3.個人番号カード(マイナンバーカード)
4.学生証(写真貼付)
5.在留カード・特別永住者証明証(写真貼付)
6.次に定める資格証明書類(写真貼付)
・弁護士、税理士、社会保険労務士、司法書士、宅地建物取引士、行政書士
7.住民基本台帳カード(写真貼付)
8.健康保険被保険者証(写真貼付されていない場合、受検票へ写真貼付)
9.障害者手帳(写真貼付)
10.小型船舶操縦免許証
※上記以外の本人確認書類は認められません。
筆記用具
・HBの鉛筆またはシャープペンシル
・消しゴム
上記2点は必ず持っていきましょう。(※ボールペンは不可)
特に鉛筆は折れたり落としたりする場合があるため、何本か持っていくと安心です。
電卓
筆記試験や実技試験では計算問題が出題されます。
必ず電卓は持参しましょう。
また、電卓(計算機)は、以下の条件に該当する場合のみ使用が認められます。
電卓の条件
①電源内蔵のもの(そろばん不可)。
②演算機能のみを有するもの。
③数値を表示する部分がおおむね水平で、文字表示領域が1行であるもの。
④外形寸法がおおむね26㎝×18㎝の大きさを超えないもの。
時計
試験会場には時計がない場合の方が多いです。
時計がなく、時間配分ができないと落ち着いて試験に集中できなかったりと致命的です。
当日の注意点
試験会場は大学や公共施設が多く、普段行き慣れていない場所が試験会場ということも珍しくありません。
また、FP試験では試験開始時刻20分前の着席を指示されています。早く着けば試験勉強をしたり試験会場にも慣れる時間にもなりますし、試験会場へは開始1時間前には余裕を持って着くようにしましょう。
また、学科試験と実技試験の間にお昼休憩がありますが、近くにコンビニなどがない場合も多くあります。
お昼休憩は適度な休息を取りながら昼食を取ったり、試験勉強の最終チェックをする時間に充てることを考えると昼食や水分は事前に用意して持参すると良いでしょう。
独学におすすめのFP3級参考書・アプリ4選
ここで独学を進めていく上で不可欠な参考書やアプリとおすすめするポイントと共に紹介します。
FP3級の独学におすすめの参考書2選
まずは試験範囲をざっくりと理解したり、知識をインプットするための参考書です。
いずれもFP試験に特化した大手出版社から出版されたもので、安心して勉強することができます。
さらに詳しい情報は、FP3級テキスト10選の記事も参考にしてみてください。
【1】みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 (みんなが欲しかった! シリーズ)
FP参考書売り上げNo.1の超有名テキスト。
FPにかなり力を入れている出版社が発行した参考書です。
フルカラーで見やすく、ボリュームが多いので内容を全面的に網羅しています。
重要な部分は赤シートで隠れるようになっているので、私はざっとこの本を読んで内容を把握した後に再度内容を記憶するために赤シートで隠しながら用語などを確認してました。
また、こちらの参考書の内容に基づいたアプリもあるので参考書終え、過去問3年分+隙間時間にアプリで繰り返し問題演習することで気が付いたらどんな問題もある程度は解けるようになってました。
価格 | 1760円 |
筆者 | 滝澤 ななみ TAC出版 |
付録 | スマホアプリ |
分かりやすさ | ★★★★☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
【2】うかる! FP3級 速攻テキスト
出版は金融機関向け研修を行なっているプロ集団です。
フルカラーなのはもちろん、文字が大きく、図が多くゆったりめのレイアウトで見やすいのが特徴です。
【うかる! FP3級 速攻テキスト】の特徴
「ここが出る」や「まちがえやすいポイント」がまとめられており、丁寧に解説されているため全体を読んである程度内容を把握したらこの2つをしっかりと読むだけでも理解度が違います。
「ここが出る」ポイントをまとめたファイルはダウンロードできるのでスマホでも学習できます。
このシリーズは問題集も非常に人気が高いので併せて問題集も購入しても良いかもしれません。
価格 | 1,650円 |
筆者 | フィナンシャルバンクインスティチュート 日本経済新聞出版社 |
付録 | スマホ学習対応 |
分かりやすさ | ★★★★★ |
おすすめ度 | ★★★★★ |
FP3級の独学におすすめのアプリ2選
FP3級合格への近道はとにかく過去問などの”問題演習をたくさんすること”です。
スマートフォンアプリで通勤・通学などの隙間時間を問題演習の時間に変えることで忙しい方でもしっかり勉強時間が確保できます。
そんなアプリの中でも私が特におすすめするのがこの2つです。
【1】FP3級 smart AI
参考書とリンクしてるのでTACの参考書も同じものを使用すればより効率的です。
間違えた問題が何度も復習しやすい仕様になっているので隙間時間の復習にもってこいです。さらに100位までのアプリ使用者の全国ランキングを見ることができ、ゲーム感覚で学習できるところもオススメです。
価格 | 価格: 無料 有料版:1,400円 |
対応OS | IOS、Android |
使いやすさ | ★★★★☆ |
オススメ度 | ★★★★★ |
【2】FP3級 学科 一問一答問題集
有料版(730円)の問題数が多く、問題集を買うよりコスパが良いのと正答率や学習の進捗の管理がしやすいのが特徴です。
解説時に問題と解説と同時に表示され、見比べながら問題を振り替えるところが良い点です!
いろいろなアプリをインストールしましたが、文字の見やすさと解説も分かりやすさがこのアプリが一番でした。
価格 | 価格: 無料 有料版: 730円 |
対応OS | IOS、Android |
使いやすさ | ★★★☆☆ |
オススメ度 | ★★★★☆ |
独学でファイナンシャルプランナーの勉強を進めるメリット・デメリットは?
FP3級合格に向けての勉強法の選択肢として、「独学」「通信講座」「スクール」と3つ挙げられますが、それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
勉強方法 | メリット | デメリット |
独学 | ・お金がかからない ・自分のペースで勉強できる |
・モチベーションが保ちにくい ・なんとなくの知識になりやすい ・分からないところが質問できない |
通信講座 | ・分からないところがあればすぐに聞ける ・理解し易い ・短期間で効率よく勉強できる ・自分のペースで勉強できる |
|
スクール | ・分からないところがあれば聞ける ・理解し易い ・モチベーション管理をしてくれる ・短期間で効率よく勉強できる |
・料金が高い |
これらの勉強方法を選択する上でもメリット・デメリットをしっかり踏まえた上でより良い勉強方法を選択して効率よく勉強できると良いでしょう。
FP3級を独学で勉強するメリット
一番費用がかからない方法が自分で参考書を買って勉強する「完全独学」です。
勉強開始日も自分で決められ、自分のペースで勉強できるなどメリットがあります。
メリット
❶お金がかからない
❷自分のペースで勉強できる
【メリット1】お金がかからない
これが何より一番のメリットです。
過去問は無料でダウンロードできますし、アプリがいらない場合は参考書と過去問のみで合格できる方もいらっしゃるかもしれません。
FPは過去問が無料でダウンロードできるということで、問題集などを追加で買わなくても問題演習ができ、大幅に費用が抑えられるところも魅力ですね。
【メリット2】自分のペースで勉強できる
スクールに通うと決まった曜日に決まった時間に予定を確保しなければならないというデメリットがあります。
また、講座の時間の長さも決まっているため、自分がすぐに理解できた分野も苦手な分野も同じだけの時間を割かなければなりません。
一方で独学では勉強できなかった日の分は別の日に充てるなど自分の好きな時間、空いた時間に自分の苦手な分野はしっかりと時間をかけ、理解した部分は短時間で学習を終えるなど自分の好きなように時間の使い方ができ、効率の良い時間の使い方ができます。
FP3級を独学で勉強するデメリット
自力で勉強する分達成感がありますが、一方で何もかも自分で管理する必要があるため、分からないところがあっても質問できなかったり、勘違いで覚えてしまったりとデメリットもあります。
デメリット
❶モチベーションが保ちにくい
❷なんとなくの知識になりやすい
❸分からないところが質問できない
【デメリット1】モチベーションが保ちにくい
仕事が忙しかったり、急に飲み会が入ったなどで平日勉強時間を確保することが難しいこともあるでしょう。
勉強する習慣がない人はなおさら毎日決まった時間勉強することが困難かもしれません。
私の場合は少しは勉強する習慣がありましたが、それでも毎日モチベーションが下がることもありました。
【デメリット2】なんとなくの知識になりやすい
独学で参考書を読んで理解を進めていくと、独りよがりの知識になりがちなことは避けられません。
自分でなんとなく理解していたことが実は異なっていた、ということも珍しくありません。
【デメリット3】分からないところが質問できない
やはり参考書を読むだけは理解できない部分が出てきます。
解説の分かりやすい参考書を選ぶのが一番ですが、人によって分からないと感じるところは様々ですし、参考書によって解説が詳しい部分と詳しくない部分があることも事実です。
独学で勉強した身として思うのが、自分で勉強時間を保たなければならなかったり、参考書を読むだけでは理解できない箇所がちらほらありました。
分からないところが質問できないため、自分なりに何となくの理解で済ませてしまい、知識の定着がしにくいという面もあります。
だからといってスクールだと10万円以上するところも珍しくなく、正直FP3級にそれほどの費用を出す必要はないというのが持論です。
一番のおすすめは”デメリットがない通信講座”
独学が一番費用がかからない方法ですが、勉強する習慣がなかったり、より確実に合格に近づきたい方は効率よく勉強できる通信教育を受講することをおすすめします。
通信講座も会社によってサービスも異なるので、自分の生活スタイルや学習傾向に合ったものを選ぶと良いでしょう。
【1】オンスク
【オンスク】のポイント
・月額980円〜と通信講座の中でも安い
・1動画が10分と短く、隙間時間に学習しやすい
・講義の音声や講義で使用されたスライドはダウンロード可能
\スキマ時間で学習!/
受講料金が安くて学びやすい!
【2】スタディング
【スタンディング】のポイント
・「短期間での合格」に特化
・講義〜問題演習まで全てスマホで繰り返し可能
・マイノート、マイレポートなど学習管理システムが充実
【3】大栄教育システムの通信講座「ネバギバ」
【ネバギバ】のポイント
・資格スクール大手「大栄教育システム」の資格講座が受けられる
・キャリアナビゲータ、LOCSなどが勉強の仕方やモチベーションの管理をしてくれる
・いつでも講師に質問可能など疑問点に対しても手厚いサポート
こういった通信講座を利用することで、参考書だけでは分からない点が詳しく解説されてるので理解が深まったり、決まったカリキュラムに沿って勉強することで手堅く合格に近づけます。
まとめ
今回はファイナンシャルプランナー3級の効率的な勉強法をご紹介いたしました。
FP3級はは年金や保険、税金のことや投資や不動産など幅広くお金の知識が学べ、日常生活に必ず役立つ内容が豊富にあります。
実際私もFP3級を勉強したことがきっかけで将来のための投資をはじめました。
FPはとても合格しやすい国家資格ですし、勉強することで私たちの生活と密接に関わる知識が気軽に学べます。ぜひ取得してみてください!
まつりな(FP3級)
最新記事 by まつりな(FP3級) (全て見る)
- FP3級の難易度は高い?合格率や実技試験の選び方など徹底解説 - 2020年8月26日
- ファイナンシャルプランナー3級初学者向け!実際に使ってみてよかったテキスト10選 - 2020年7月21日
- 【FP取得者が教える!】 ファイナンシャルプランナー3級は独学で取得できるの? - 2020年6月27日